ファーストフードとスローフード

2004.2.20

有名なフランス料理のシェフ三國清三氏は、最近小学校で「味覚の授業」を始めたそうである。当初はあまり支持されることなく、どちらかというとバカにされていたようだが、今では2006年まで予約が一杯で、スケジュールのやりくりが大変だという。

三國氏が言うには、小学生のうちに甘い、酸っぱい、しょっぱい、にがいの四つの味を覚えさせないと、味に興味を示さない子供に育ってしまうそうである。

現在ファーストフードからスローフードへと時代は変化しているという。
イタリアではファーストフードに危機感を覚え、三代も続く店が廃業に追い込まれるなどの現実から、正い生産者を保護しようという運動が起こったそうである。また、フランスのシェフ達は、子ども達が自然が生んだ本物の味覚に親しんでなければ、今後フレンチレストランにも食べに来くなるだろう、との危機感から“味覚の授業”が始まったとのことである。

味にデリケートな日本人の良さを失わないためにも、そして一番大事な健康のためにも、「食育」の大切さを教える味覚の授業が日本でも始まったことは嬉しいことである。

三國シェフによれば、「長生きしたければ、天然の塩がいい」とのことである。