書道塾の開講

2004.4.18

“50の手習い”という言葉があるが、いよいよ今月8日にその書道塾は緊張の中にも和気あいあいの雰囲気で入塾式を迎えた。

はるばる千葉の市川から塾長を迎えて、塾生は総勢11人の不惑の後半から天命世代中心で長老は還暦を少し出たという年齢構成の熱い門下生達である。その中に約1名の比較的若い女性が異彩を放っているのも忘れてはならないが・・・。

夜6時半には塾生達は思い思いの昔使った“懐かしい入れ物”に道具一式を詰めて学生時代のような純真な気持ちで教室へ来たのが印象的であった。

塾長訓示の後、塾生代表が述べた挨拶は年月を感じさせる中にも真実味があり、「頭と恥をかくのは簡単だが、還暦まじかの年になり、背中を自分で掻くのも大変になるのに、習い事に挑戦するというのは食事も喉を通らないくらいの気持ちである。」・・・一同の緊張をほぐすのには十分な言葉となった。

日本人であれば誰もがも美しい筆字を書きたいという思いにかられるものだと思うが、50歳を過ぎると特にその気持ちが強くなるようだ。

『書は心を写す』というが、落ち着いた心で書道にいそしめる時間を持てる仲間がいるということは、これからの人生にどれほど心強い味方になることだろうか。

ところで、このエッセイのテーマは「食を考える」である。今まで自分なりに食について書いてきたが、何よりも美味い! と感じる瞬間がある。仕事から解放された時や、スポーツの後など、何かを達成した時である。

書道塾の後、仲間と共に居酒屋で過ごした懇親会は、充実感と同じ目的を持った者同士しか味わえない愉快で楽しく、何か大きな事をやり遂げたような充実感があった。この時の酒と食事は格別なものであったことは言うまでもない。