お花見の宴

2005.5.10

今年のソメイヨシノ桜は4月の初めが最高であった。桜の開花には100%の満開というのはないのだそうである。それだけ早く全部の花が咲き揃う前に散り始めるのがあるからだと天気予報で聞いた。なるほど!そうかも知れない、と思いながら今年はじっくりと眺めたものである。

ほんとうに桜というのはあでやかで、はかない花であるとつくづく思う。
いつまでも未練たらしく色が変わるまで咲いていないで、潔く旬を過ぎるとさっさと命を捨てる・・・。こんなところが昔の日本人の潔さと連動して最も好かれる花なのだろう。
それに比して、八重桜は余り好きではない。理由は、どでっとして重たそうで、
ソメイヨシノのかわいらしさに対して,“私もいるのよ!きれいでしょ!”とウバ桜が図々しく咲いてるような感じがするのである・・・。考え過ぎか??
八重桜ファンに怒られそうであるが、それほど、今年はソメイの美しさと魅力に捕らわれたのであった。夢灯路と桜とのマッチングのことで頭が一杯だったから、ソメイ桜に関心があったからかも知れない。年を取ったからではないと自分は思っている・・・。

さて、そんなきれいな桜が咲き誇っている時に、いつもお世話になっている人達からお花見に来るようにお誘いを受けたので、自転車をこいでカメラを持って駆け付けた。市ノ川沿いの素晴らしい桜の土手に行って見ると、まあ、桜の下は花見の人達でごった返していた。私のパーティーはどこにいるのか?と探していると、懐かしい焼鳥屋のママさんと代行の顔が目に入り、何とも言えない安堵感を覚えたのであった。

心温まる手作りの料理とビールと日本酒。そして、日頃大変お世話になっている美吉の皆さん・・・。
平安の時代に貴族がきれいな女子達を侍らせてお花見に興じた気分とほぼ同じにほんとうに満開の桜の下で久しぶりに日本人の良さを満喫する事が出来たのであった。